資格試験の勉強法
転職活動をしていた時に悩ましかったこと。
それは、、、
〝履歴書に書く資格がない!〟
事でした。
転職サイトによっては、サイト指定の履歴書が用意されているもののあり、そういう仕様のものに限って資格記入欄がたくさん用意されていました。
しかし、僕は当時、そこに普通自動車免許しか書ける資格がありませんでした。
仕事に全く関係ない資格をたくさん取るのが転職に有利かは分かりませんが、仕事であげた実績以外、対外的に自分を図るすべがないのは、、、思い、今の会社への入社を機に「宅建」「簿記」「SC経営士」を三種の神器と位置づけ取得を目指すことにしました。
SC経営士試験 | 一般社団法人 日本ショッピングセンター協会
特に宅建取得の時に実践した勉強法は、別の資格試験学習の役に立ったのでまとめてみました。※宅建の合格率は15%で、それまで資格試験を受講したことがなかった僕には異次元の領域の資格でした。
(宅建試験の学習フローで簿記、FP、CSR検定などを取得※学習期間は試験の難易度によって異なる)
「宅建」は2回目の受験で合格したので、1回目の失敗例も含めてまとめてます。
■結果:50問中21点 (合格点36点)※4択マークシートなので山勘でも12、13点取れるので21点というのはかなりヒドイ点数...
■勉強方法
学習期間:3ヶ月
①会社補助のTAC通信講座を申し込み。
②テキストを開きながら、TACのDVDを受講。
③一単元終了毎に、付属の過去問セレクトを解く。
④間違った箇所を中心に、テキストで復習。
②→③→④を繰り返しながら学習を進める。
■反省点
・全体のボリュームを把握する前に、細かい部分に取り組んでしまった。(完璧に覚えるまで次の単元に進めなかった)
・申し込んだ通信講座がDVD付きで学習場所が限定された(使い分ける応用力もない)
・実践経験(過去問)不足
勉強方法が全く分からなかったので、テキストの内容を頭から100%覚えようとする戦略により、学習範囲すら終わらず撃沈。(さらに会社の通信教育は課題を修了しないと補助金が出ないため、試験後も宅建の勉強をする羽目に...)
■結果:50問中34点 (合格点33点)
平成23年度の試験不合格後に、宅建学習の権威である宮嵜晋矢先生の存在を知る。
宮嵜先生が提唱する「徹底した過去問分析、データ分析に基づいた、短期間で効率的に合格するための戦略・戦術」により、宅建試験はどんな問題が出題されても確実に7割の正解率を狙っていく勉強法だと理解する。※ここまで宮嵜先生押しですが、学習は独学で行いました。
そして、完璧を求めず合格に必要な点数を確実に狙っていく〝弱者の戦略〟を実践。
■学習ツール
・らくらく宅建塾(テキスト)
・宅建みやざき塾動画(最重要ツール)
・ゴロあわせ動画(覚えづらい用途地域&用途制限のみ)
用途制限
・過去問(「宅建 過去問」でググればだいたい出てくる)
宅建 過去問 | 無料 宅建 | 宅地建物取引士の解説つき過去問題なら『過去問.com』
※統計については、上記サイトに24年仕様に問題を置き換えた物があったのでそれを使用。
・宅建過去問アプリ(過去問をベースに1問1答があるものをチョイス)
■事前準備&学習のポイント
・覚える事が目的ではなく、試験に合格する為の勉強法(70%正解)を意識。
→出題頻度が高い所を優先的に覚える。低い所は、後回し&切る。
・試験日までの概算スケジュール表を作成
→スケジュール表の目的は、試験日までの残期間を意識した学習の進捗管理。なのであまり予定通りにやることにこだわり過ぎず活用。
・テキストは1冊に絞る。
→何種類ものテキストを併用すると網羅的に学習できる反面、効率が悪い。記憶力に自信がない、時間がないなどの場合は、一冊を完璧に覚える方が合格に近づく。500ページ前後の物がおススメ。
※推奨テキスト:佐藤 孝 らくらく宅建塾、日建学院 宅建基本テキスト
■勉強方法
学習期間:3ヶ月
※3ヶ月間で勉強しなかった日は1日だけ
①90日前~75日前:参考書通読
⇒テキストを最初から最後まで通読。(学習範囲のボリューム把握をメインとし、理解してなくても読み飛ばす)
②74日前~60日前:過去問セレクト学習
⇒単元毎に過去問を学習するも、学習効率が上がらない為、起動修正。
③59日前~31日前:宮嵜先生のユーチューブ学習+宅建過去問アプリ
・宮嵜先生のユーチューブで単元毎に再学習
⇒単元毎に一枚の板書で学習できるので非常に効率的!暗記のポイントも整理できる。映像を見ながら、A4用紙に板書を書き写す学習を開始。
・iPhoneの宅建過去問アプリを活用
→知識の定着を図るため、隙間時間に1問1答問題を回答。問題の正解率が記録確認できるアプリを選び試験直近まで活用。
④30日前~11日前:過去問10年分を学習+間違えた箇所は、参考書&ユーチューブで復習
(過去問を解く際のポイント!)
・宮嵜先生の動画に出てくる表や図を描きながら問題を解く。
→図で覚えると抜けた時でも思い出しやすくなる!
・必ず、1日1年分の過去問を実施する事を自分に課し、20日間で10年分を2回実施。
・直近の24年の過去問を解き、プロの講師の解説を聞く(解き方のイメージが湧く)
www.youtube.com
・間違えた所は、傾向をまとめて復習。
→過去問の結果を、エクセルシートに項目毎の点数と間違えた単元をまとめ、基本は、参考書で再学習し、失点の頻度が高い項目については、宮嵜先生のユーチューブで再学習。
⑤10日前~前日:失点問題の再学習+重要箇所のゴロ合わせ
→残り10日は、10年分の過去問の2回目を解いた時に間違えた箇所だけでオリジナルの問題をつくり、50問解く。
→テキストやyoutubeを利用し、重要事項説明や用途制限、統計のゴロ暗記を実施。
■当日の回答順
⇒暗記問題から頭を使う問題の流れ。民法を解くまでにどれだけ時間を残しておけるかが鍵。
■その他の準備(あくまで個人的な意見)
・気持ちを切り替える準備
→連日勉強が続くとモチベーションが低下してくる。リラックスできる曲やモチベーションを上げる曲 (この曲を聞いたら勉強を始めるサインなど)を数曲準備しておく 等。
・メリハリをつけた勉強(中途半端に勉強すると一番きつい。)
→連日勉強が続くと、睡眠時間の減少や集中力の低下をまねく事がある。 例えば、通勤電車1時間の内、30分は座れるのでその時間は、あえて勉強の事は考えずに寝る 等。
・同じ受験生の仲間を作る。
→周りに受講者がいない時は、Facebookのコミュニティや、宅建講師のメルマガなど、だまっていても宅建の情報が入る環境を整備する。
・周りへのアピール
→周りに試験勉強をしている事を過度にアピールし、自分のペースで仕事をする環境作りと自分へのプレッシャーを与える。 「絶対に今年の宅建試験に合格する!」と周りに宣言し協力を仰ぐ 等。
・勉強環境の整備
→集中力が切れてきたら、勉強場所を変える。(予め勉強場所は選定しておく。)僕の場合は、直近の休日に5,6時間勉強していたので、2時間毎に勉強場所を変えていた。
→ お付き合いの飲み会は勇気を持って断る。(断りきれないものは一次会のみ)
■合格のためのポイント
・過去問をやり倒す(オリジナル問題よりも出題傾向が掴める)
・スケジュール管理
・モチベーション管理