ちょゆき(仮)’s blog

ショッピングセンターとデジマについて

インスタグラムのお勉強

実はアトレ恵比寿店の5階には当社の直営店が出店しています。

【Coutulife(クチューリフ)】

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アトレがアパレルセレクトショップの運営に着手 恵比寿に1号店 | Fashionsnap.com

 

現在、Instagramはやっているものの、なかなか実務側の手が回らないということもあり、Coutulife(クチューリフ)のデジタル施策のサポートをさせてもらう事になりました!(本丸のデジタル施策はなかなか動きが重いため、実務の成果検証ができる貴重な機会!またショップ側のオムニチャネル戦略を経験しておけば、デベ側の向き合い方も新たな切り口が見えてくる気がします)

・CoutulifeのInstagram

instagram.com

 

よいタイミングでご縁を頂き、STYLERはスムーズに導入でき、これから本格的に運用開始。

styler.link

 

とはいえ、受け皿側のボトムアップも当然必要となるので、まずは唯一の既存メディアのInstagramを活性化すべく、宣伝会議様のインスタグラムマーケティング基礎講座を受講してきました。(講座タイトルをあえてInstagramではなく、インスタグラムとしているのはSEO対策かな?と自然と考えるようになってきました 笑)

インスタグラムマーケティング基礎講座 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

 

有料研修なので、あまり具体的な内容に言及するのはマズイと思いますので、講座内容に限らずネット記事や書籍などで勉強したことも含め、勉強の中で感じたことを中心に記載していこうと思います。※気になった方はぜひ次回の講座を受講されてみてください。

 

 

【個人的な気づき・感想】

・事前のインプット量と学びの量は比例する

 講座に受講する以前から個人的に気になったり、中心されているインスタアカウントはフォローするようにしていました。それを事前に行っていたことで、講座内容とフォローしていたアカウントの内容が繋がり、講座で紹介された内容以上の学びがあったように感じます。

 

 

・統一感➕独自性⇒世界観

 公式である以上、トーンを整えないと「これ公式?」ってなるので、複数名で運用する場合はその点の配慮が必須。しかし、統一感だけでは他のアカウントと同質化してしまうので独自性を生めるコンセプトがブランドの世界観を作るのだと思います。

instagram.com

個人的に気になっていたダイソーの公式は企業メッセージの【100円で世界に商品を届け、生活を支え、その国の文化を変える】を想起させる内容だと思います。

 

 

・コミュニケーションを取る人(キャンペーンに参加する人)は限定的でも、幅広い層への共感を取れるのはデジタルの圧倒的な強み

 講座で紹介されたポカリスエットの「ポカ写」キャンペーンに投稿するのは女子高生が中心ではあるが、閲覧するのは必ずしも女子高生とは限らない。(むしろ閲覧者は男性の方が多いのではないか?)デベロッパーでもキャンペーンのターゲットはどうしても既存の購買者に寄せがちだが、デジタル戦略においては誰とコミュニケーションを取るのが一番価値が上がるのか、イメージ戦略に繋がるのかが重要で、既存顧客もそれを見て楽しめる導線を作っておけばキャンペーン効果の最大化に繋がる。

web-staff.amebaownd.com

 

※そう考えると、各館でたまにやっている小学生の合唱なども参加者は小学生だが、ターゲットは親や祖父母なんだから、発表している写真を親がアプリなどで落とせるたり、LINE経由で親が祖父母にデジタルアルバムを送れるなどしたら、イベントの体験価値もあがるのではないかと思う。

参考:「エルメスのちいさな絵本」キャンペーン

https://www.wwdjapan.com/359300

 

 

・思想なき参加型キャンペーンは誰も参加しない

 最近、巷で乱立している#(ハッシュタグ)キャンペーンだが、自分自身も参加しようかなと思った時に感じるのが、#キーワードだけではどう投稿すれば分からないし、分からない中で第三者の目に触れるのでスベるのを恐れ、参加に気後れする。その点では前述のポカ写キャンペーンは上手で、キャンペーンガールがお手本写真をあげる事で安心感を醸成している。そしてある程度の施策に勢いがつくと、上級者がひと工夫した写真をあげるので表現の幅は勝手に広がる。

 

 

Instagramはファンの獲得が難しいメディアなので、中長期視点で取り組むことを分けた方がよい

 SNSだと、繋がりやお客様との共創などの話が多く、まさにそれはその通りだと思います。が、知名度がまだ少ないブランドがそれをいきなりやるのは困難で、特にInstagramは他のSNSと比べてもいいコンテンツを作ってもなかなか新規の方の目に触れる機会が少ないという印象なので、フォロー数を拡大するフェーズとエンゲージメントを高めるフェーズは分けないと労力対効果を生むのは難しいという印象を感じた。

 

 

・タイアップ企画はブランドとの親和性が重要

 これも最近、巷でよく流行っているインフルエンサー施策だが、だいたいフォロー数と価格が比例すると思うのだが、個人的にはフォロー数以上にインフルエンサーがUPしている写真がブランドやキャンペーンのイメージに沿うかが重要な気がします。そうでないと、前後の投稿相当のいいね数は獲得できるかもしれないが、そこからブランドへのファン化には繋がらない気がする。

 

 

スマホ画面に最適なレイアウトが重要

 特に他の写真を流用する時などは注意が必要!細かくて何て書いてあるか分からないと話にならない。(当社のHPや館内ポスターなどでもありがち)

 

 

・一番の失敗はチャレンジしないこと!

 ハーゲンダッツ様の事例をお聴きしていて印象的だったのは、あれだけのブランドにも関わらずチャレンジをたくさんしていること。

ハーゲンダッツ✖️恵方巻き」「イラスト動画」は失敗だったなどの話を淡々とされていて確立されたブランドの中で許されるチャレンジの幅を常に探っている印象を受けた。 

www.instagram.com

 

 

・デジタルにおいての成果はグロスの数字だけでは計れない

 SNSの中でもInstagramはファン拡大が非常に難しいメディアなので、グロスの成果だけを見ると優先順位が低くなる。そこについてはメディアの特性や利用シーンを想像することが重要で、前述のハーゲンダッツ様などは新商品の認知経路はInstagramが高いらしい。

インスタグラムをさらに楽しむためのハッシュタグの基本&おすすめタグ11選 | ミライFAN [ミライファン]

 

 

・やはり人起点の発信!

 事例紹介でご登壇されていたパルさんは、ショップスタッフを起点とした情報発信を強化されており、店舗の規模から考えると驚異的なフォロアー数を獲得していました。

www.instagram.com

パルさんは、スタッフの中でも情報発信性が元々高いスタッフを会社として評価し、オフィシャルブロガーとして認定していたりします。(プレスの方も自ら個人アカウントを運用)

SNSが誕生した当初の炎上リスクを今だに恐れて当たり障り無い情報発信に留まっている会社は消費者に無視をされ続け、人を経由した血の通った情報だけにお客様が反応するのだと痛感しました。もちろんリスク管理は最重要な要素なので、リスクがあるからやらないではなく、リスク管理をするためのガイドラインや人の選定などやるための仕組みづくりが重要であると考えます。

 

 

【まとめ】

当社の直営店、Coutulife(クチューリフ)を検索すると以下のような予測検索が出てきます。

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こう考えると、店舗の規模に関わらず、お客様は物をデジタルで見たり、ECで書いたいというニーズが高まっていることを痛感します。※ちなみにCoutulifeは現時点で公式HPもなく、ECも行っておりません。

 

まずはできる所からですが、色々な方のお力をお借りしながら、時代に合った発信を強化していきたいと思います!